昇り降りの日々

学務様が見てる

愛し私の青い春

少しだけ自分語りをさせてほしい。

というかこれは僕のブログだから何を書いてもいいはずだ。恥ずかしくなったら消すかもしれない、衝動でかいたから許してほしい。

 

中学生のころ、僕はカーストの最下層でさ迷う人間だった。変な方向で目立つ人間だった気がする、色々やらかして色々やらかされた。何であれあんまり思い出したくない時代だ。

心の支えになっていたのが、小説だった。ラノベや普通の小説やら色々読んでいた。そのうち、そこに描かれた青春とやらに憧れるようになった。

学校での滞在時間を限りなく短くして、部屋に閉じ籠り、できるだけ時間を先送りにして、僕は未来に夢を託していた。きっと僕にも青春が訪れるのだと固く信じていた。今思えば、この時点で既に「青春」にやたら固執して、歪んだ憧れを持っていた*1

 

高校入学と同時に、僕はとある島に引っ越した。

書くのが面倒になってきたので詳細は省くが、これが転機だった。中学のころ自分では想像がつかないくらいの人間に囲まれ過ごすことになった。ステージの上で楽器を掻き鳴らし、全校生徒の前で夢を叫んだ。登り詰めるとこまで登り詰めた感があった。自分が中心に世界が回る、間違いなく僕は主人公で、思い描いた青春がそこにあった。

 

しかし何にも終わりはやってくる。終わりよければ全てよし、と言う。幕引きの仕方で全てが決まる。詳細を話す気がないが、僕はそれに失敗した、もしくは失敗させられた。僕の青春は無かったことになった。

つい最近まで僕はそれに気づいていなかった。無意識のうちに、失った青春を取り戻そうと足掻くゾンビのように生きていた。もう高校生の頃に持っていたような、無責任な自信と夢を持てなくなってしまった。夢を語っていた友人たちは夢から覚め、続々と就職を決めている。昔の友人には怖くて会えない。ティーンエイジの無責任な衝動を歌う青いロックを聞いて涙を流すようになってしまった。僕はもう10代ではなくなってしまった、その事実がとても重い。

あんなに早く時間が過ぎ去ってほしいと願い時間を必死に進めた中学時代、全てを手にいれ全力で駆け抜けた高校時代、必死に時間に抗おうとしている今の大学4年生の僕、何だか滑稽だ。大人にもなれない、青春時代にも戻れない、僕は何者なのだろう。

 

高校時代を思い返すだけで吐き気がする。置いてきた青春を、拾いに行くことは自殺行為に等しい。けど僕は感傷マゾ男だから、傷口を自分で抉って、そこに少し塩をぬってはその痛みを楽しんでいる。何ならコショウまで振ってるかもしれない。あんなものにこの先の人生を支配されるのはまっぴらだ。きっといつかぶっ殺してやろうと思っている。

それを成し遂げてられても、失ったものは返ってこなくて、いつまでもゾンビのように生きるのかもしれない。

 

Time waits for no oneってこの事だったのか*2。気づくのが遅すぎた。

 

*1:9割くらいとらドラのせいな気がする

*2:ハァ( ゚Д゚)?