昇り降りの日々

学務様が見てる

今年

2016年は、僕が初めて20代を迎え、それを過ごした年だった。

しかし今まで生きていた人生の中で、最も密度が薄い年だったと思っている。

 

最初の3か月は暗い月だった。大学には期末考査以外行かなかった。

3月には初めて数物セミナー合宿に参加した。いろいろな出会いがあった。

それから8月まで、また何もなかった。何かをした記憶がない。また大学には行かなった。外出もほとんどしなかった。

8月〜9月ははサマーチャレンジ、生物物理若手の会、数物セミナーの合宿に参加した。ここでもいろんな出会いがあった。

10月、夏休みが明け、僕の価値観を破壊する出来事が何度も起きた月だった。あらゆるショックのせいでまた大学に行かなくなってしまった。メンタルが弱すぎた。

 

もう12月。10月から何かした記憶がない。

 

大きな行事の数はおおけれども、その間を埋めている日々の生活に中身がほとんどない。

 

勉強もしていなかった、外出もしなかった、楽器にも触らなかった、大学のキャンパスからもほとんど出なかった*1。何かに打ち込むことがなかった。

ただ毎日、死んだように12時間以上眠り、起きてから3時間近く天井を眺めスマホを眺め、寮の談話室でぼーっとして、コンビニで簡単な食事を買って、またぼーっとし、眠れない苦しみをひとしきり味わった後、また死んだように眠る。

 

僕はこんな抜け殻みたいな生活を続けて、大学院まで行けるのだろうか。そもそも自力で生きていけるのか。娯楽に使う金もないのに、毎日意味もない生活を送る自分にお金をかけるのがアホらしくなってきた。生きるのに金がかかりすぎる。

 

来年はどうなるのだろう。これからの人生は、今まで積み立ててきたものを少しずつ削っては薄めて消費するような味気ない生活を送りそうな予感がうっすらしている。逃げ場はない。四方を現実に囲まれている。

*1:僕は寮住まいだから家がキャンパスの中にある