昇り降りの日々

学務様が見てる

傲慢と脳内垂れ流し怪文書

他人に指図をするのは気持ちいいものだ。ましてその他人が間違っていたとしたら、義憤に駆られ、己の正義をも満たすことができる。

人間はきっと、感情で行動するときにある種の快感を覚えるのだと思う。その感情に酔い、状況に酔い、自分の欲望だけを満足させるのだ。

感情の貸借と他人への押し売りも、いずれその報いを受ける。それは実質的な生産ではなく、上面だけで完成した砂上の楼閣の綻びを、永遠に直し続けるようなものなのだ。

 

正しい街に帰ってきたはずなのに、全てが間違っているように見える。ただひたすらに思考が暴れて、心が内蔵全てを破壊して回っている。

羨ましい、という言葉が正しくて、でもそれがほんの少しだけでも近づくと「いらない」と思ってしまう。僕はいったいなにが欲しいんだろう。愛されたいならそう言えばいいのに。

 

もうすぐ梅雨がやって来る。止まない雨は無いけれど、そのタイムスケールにも思いを馳せられるままの僕でいたい。