何も作らない、何も作っていない。
そんな生活は本当に心地よくて、ただ流れる時間を共有できる人間と共に身を任せるだけだ。
この大きな流れの一部になりたい。
楽しいを貪り食い、海を背に燃える火の前で乾く顔を擦る。
あのときと同じ匂い、僕の心は油断すると昔の時代へ帰ってしまう。
これを無駄だと思えるほど人間が腐ったりはしていない。
ただ無駄だと思おうとしている自分もいる。
自分のやっていることを高尚だと思い込むために、自分の思い描いた理想のなかに今の自分がいると思い込むために、過去の怠惰を火にくべて燃やす。
その焼却が、今の僕を肯定するわけでもなければ、未来の進展を産むわけでもない。
きっと、自分が常に無駄のなかにいるから、本来尊いと思えるものをそう思えないんだろう。
あとに回す、周りの目が気になる、そんな下らんことで何もできないでいる。
またメンタルを破壊する月間に入らなければならない。
僕は大丈夫、僕は元気です。