昇り降りの日々

学務様が見てる

200702 千と千尋の神隠しがめっちゃ面白かった

今日

午前中はご飯食べてお風呂入って洗濯機二回回して昼まで寝た。
授業を適当に受けて大学に行って、博士進学書類を出して、大学内を散歩して、百合展見て、映画見て帰った。
午後3時くらいから活動したのだけど、かなり充実してた気がする。

大学の状況

入構するときに学生証が必要と聞いていたけど、裏門は何も言われなかった。
正門では見せろと言われた。なんか色々雑な気がする。
いろんなところが封鎖されていたり、池がジャングルみたいに草ボウボウになっていたり、図書館が閲覧室使えなくなっていたり、なんかもうすぐこの大学なくなってしまうんじゃないかというくらいの廃墟感があった。
博物館のそばにある紫陽花を見に行ったのだけど、もう既に大半が萎れていた。
大学に通うのは今年度までなのでどうにか最後に見とどけたかったけどダメだった。
来年見にくる余裕はあるだろうか、多分ないだろうな。

百合文芸

百合文芸展(?)を見に行った。

存在を知っていたのだけど結局途中まで書いて放り投げて応募しなかったやつ。
まだ絵の展示分しか見ていないけど、やっぱり表現を上手にできる人はすごいなあと思う。
完成させるだけでもすごいのに、あれだけの情報を詰め込んで、そこから世界にばらまいて、さらに評価まで受ける。
絵なんて動かない一枚の静止画なのに、そこにシチュエーションを理解させるだけの情報が詰め込まれている、本当に感心してしまう。
文芸の方は本を買ったのでチマチマ読もうと思う、積読が増えていく。

千と千尋の神隠しを観た

ガキの頃に一度だけ観た記憶があるけど、正直話の大筋しか覚えていなかった。
改めて見直すと「これこんな風な展開だったのか」と記憶の改竄をされているところがかなりあった。
子供の頃に観て感じたものを記憶していたはずなので、改竄された記憶もまた貴重かもしれないけど。

あと映画館で見ると世界にそのまま引き込まれて帰って来れなくなった。
ノイズのない世界でただその映像を観ているとその世界に取り込まれることはしばしばあるものの、2時間も観ていれば素に戻ってしまう瞬間がある。
けれどこの映画はそういった瞬間が全くと言っていいほどなかった。
正直世界観を文字で説明しても「なんじゃそれ」ってなるくらいには意味わからん世界なのに、ここが面白いとか、ここが起承転結の転なのかな、みたいなことを考える余裕がない。
たった3日の出来事を、千尋の視点で、千尋の意識がある時間の流れのまま体験しているから変な継ぎ接ぎがなく、最後まで滑らかに違和感なく見れるのだろうか。

あと終わりかたもすごい、あれだけのことがあったのに、ハクの「決して振り返ってはいけないよ」との言葉から、千尋もみている人間もあっという間に元の世界に帰されて、いざ最後に振り返ってみてもその世界も姿も見えなくて、その余韻もないままEDに入ってしまうので「今までみたのは全て夢だったんじゃないか」と自分も思ってしまった。
何から何までめちゃくちゃに面白い映画ですね、その面白さもなんかうまく説明できない。
終わった頃には「こんなに面白かったっけ?」とめちゃくちゃにびっくりした。
今日の充実感の大半はこの映画のおかげだと思う。

その他

  • 知らんうちに7月。未曾有の大災害(と僕は思うようにしている)が始まってから既に半年が経って、日本に戻ってきてからも3ヶ月経ってしまったらしい。 書き溜めている災害日記があるのでいい節目だしまとめて出そうかと思う。そのうち。

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