隣の部屋に「死」が住んでいて、僕の隣には穏やかに呼吸をする君が眠っている。 壁一枚隔てた向こう側は僕たちにとって存在しない世界で、今この瞬間に地球のどこかで命の灯火が消えていることを知っていても、君は明日の朝に目覚めると信じて眠りにつく。 …
たぶん僕は君のことが好き、だった。 5年前のあの日も朝から晩まで君のことを考えて、いつか振り向いてもらえると思って、どんな苦しみでも耐えられると本気で信じていた。 一緒に過ごすようになっても君はやっぱり魅力的なままで、考えすぎて心を病むくらい…
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