昇り降りの日々

学務様が見てる

220225

世界もインターネットも荒れ果てて、いろんなものが嫌になってしまった。 そんな嫌なものに積極的に触れようとする自分も嫌になってしまった。

世界から強制的に離れるために、Androidの機能でYoutubeTwitter、情報をまき散らすサイトを一通りブロックして開けないようにした。 スマホから離れるためにピアノを弾き殴った。
4時間近く引き続けて小指が少し痛い。

ピアノにも疲れて布団の上で転がっている。
なんで人は殴り合うのだろう、なんで物事には終わりがあるのだろう、なんで自分は寝ているだけなんだろう、考えなくていいことが頭の中を巡って胸の奥を強く握られるような感覚になる。
たった一人の死を悼むそばで百人単位の人間が理不尽に死んでいる。

こんなふうに落ち込んでしまうときにしか素直になれない。
もっと素直に愛を伝えられる人間だったら、もっと上手に心を表現できたなら、そうしたら心の底からきれいな涙を流せたはずなのに、自分だって愛として生きたかった。

頭の中で常に自分を笑う声が聞こえる。
声の主を辿ると友人だった。
そうか、自分の性格が悪いのはこんな奴らとつるんでいるからなんだ、こいつらから身を護るために素直な自分を曝け出せないんだ、全部こいつらが悪いんだ、そこまで考えて慌てて考えるのをやめた。
自分の中で肥大化した被害妄想が制御できずに暴走している。
誰かのせいにしたいけど、この妄想も自分の弱さが生み出したものだ、結局全て自分が悪い。

どこか遠くで一人ぼっちにしてほしい、けどこの6畳ちょっとの部屋でさえ寂しさを持て余している。
正直でいたい、愛でありたい、誰かを嫌いたくない、自分から世界を切り離したくない、大好きに囲まれていたい、何かを大好きでいたい、素直に泣ける人間でありたい、せめて自分とその半径1m内のものを愛していたい。
もっと人としていきたい、ただそれだけなのに浮き沈みする自分の心と、根っこに巣食った腐臭のする性格がそれを許さない。
こんなプライドも見栄もいらない、なのに無くならない、自分を細かく切り刻んでしまいたい。
こんなくだらない人生を何十年も生きるくらいなら、誰かにこの寿命を切り分けて与えたい。