昇り降りの日々

学務様が見てる

星川銀座四丁目を読んだ

星川銀座四丁目」という漫画を読んだ。

   よく界隈*1で「今日も一日」という言葉とともに、その日の絶望の感情を表す画像が貼り付けられて呟かれていて*2、上記の画像も数あるその中のうちの一つでしかなかった。ただ、このシーンだけは、何か放っておけないような、何か心に引っかかるものがあり、ずっと気になっていた。 おそらく湊の顔が全く見えない、それに対して乙女のただならぬ表情と叫び、というのが心の何処かを突き刺したのだと思う。 というものの、悪い癖で「今度買いに行こう」と思ってずっと放置していた。そして一昨日、Amazonのほしいものリストを整理したらこの漫画の存在を思い出し、待っててもどうせ買わないので思い立ったが吉日、映画を見に行くついでに買いに実店舗に買いにいった。 前評判を聞いていたのでわかりきっていた結果だが、案の定ツボだったのでレビューを書こうと思う。

*1:数学・物理&エンジニア&アカデミアの界隈

*2:元ネタの元ネタは「NEW GAME!」という漫画に出てくるセリフ「今日も1日がんばるぞい!」ってやつ。界隈の独自の雰囲気の中で、絶望のニュアンスを含むようになり、ここに書いたようなよくわからない文化に発展した。

続きを読む

評価

僕は何を基準にして生きているのだろうか。

自分が影響を受けやすい性格なのは知っているし、いろんなものを欲しがってしまう性格なのも知っている。

でも影響を受けやすいとは言え、世の中に存在するすべてのものを心に受け入れているわけではない。おそらく何かしらの基準を持っているはずなのだ。

続きを読む

文章を書くということ、思い出の話

ここ一月ほど記事の更新をしていなかった。僕は今所属している大学院をやめる決意を完全に固め、新しく他の大学院に入るための勉強をしている最中だ。

とはいえ、ずっと勉強ばかりしていると疲れてくるし、どうしても頭が熱くなってくるので息抜きをする。昨日の僕は、息抜きとして自分が中学生時代に書いていたブログを覗いた。なんてことはない、今と同じように語彙力のない、短い短文を並べただけの雑な記事が量産されていた。

 

続きを読む

傲慢と脳内垂れ流し怪文書

他人に指図をするのは気持ちいいものだ。ましてその他人が間違っていたとしたら、義憤に駆られ、己の正義をも満たすことができる。

人間はきっと、感情で行動するときにある種の快感を覚えるのだと思う。その感情に酔い、状況に酔い、自分の欲望だけを満足させるのだ。

感情の貸借と他人への押し売りも、いずれその報いを受ける。それは実質的な生産ではなく、上面だけで完成した砂上の楼閣の綻びを、永遠に直し続けるようなものなのだ。

 

正しい街に帰ってきたはずなのに、全てが間違っているように見える。ただひたすらに思考が暴れて、心が内蔵全てを破壊して回っている。

羨ましい、という言葉が正しくて、でもそれがほんの少しだけでも近づくと「いらない」と思ってしまう。僕はいったいなにが欲しいんだろう。愛されたいならそう言えばいいのに。

 

もうすぐ梅雨がやって来る。止まない雨は無いけれど、そのタイムスケールにも思いを馳せられるままの僕でいたい。

 

 

 

僕は今のところ何者なのか

「ここまで来たらあるもので戦わなければいけない」ということを先輩に言われたことがあり、それが脳にこびりついて離れないのでとりあえず僕が今できることは何だろうかと考えてみます。

 

続きを読む

リセットボタン

脳の中がとっ散らかってるのでとりあえずアウトプットする。あとで書き直す。

 

小学生の頃、対戦ゲームをよくしていた。親に黙ってゲームボーイを持ち出し、友人のそれと通信ケーブルをつないだ。こんなシチュエーションで、ゲームが不利になったととわかると電源を消したり、ケーブルを抜いたりしてリセットすることでその対戦をなかったことにする人間がいた。彼の中でその負けは無かったことになるのだ。

ゲームの話をしたいわけじゃない。でも僕もよくリセットボタンを押す癖がある。

人間関係の清算Twitterのアカウント、過去の失敗をなかったことにするためにその痕跡を消し、何もかもなかったことにしようとする。中学高校の思い出したくない記憶を友人たちに押し付け、関係を断つことでそれを清算してきた。

 

僕はまた、これまでとはまた違った、大きめのリセットボタンを押そうとしている。

 

続きを読む

僕に近づかないで

こんな僕でも、少ないながら自信をもって友達と言える人はいる。

でもその中には、「きっと同じ大学や組織にいたら、友達になるどころか嫌われていただろう」という人達がいる。

彼らが言う「こんな人が嫌い」と言うものに僕はまるっきり当てはまっている。近くで生活をしている人たちからはそれをよく注意されたりする。でも遠くの人たちは普段の僕がどんな行動や性格をしているのか知らない。

躁状態の僕しか知らないのだ。楽しいことをしているだけの僕、友人の言葉に首を縦に振る僕、そんな都合のいいことだけをしている。

その人にとって都合のいい部分だけを晒して、それ以外の部分は、また別の都合のいい人間に晒している。僕は僕を切って分けて、人によって見せる部分を変えている。

 

続きを読む