昇り降りの日々

学務様が見てる

疲れた

全部放り投げて無心でピアノを弾いていたら急に涙が止まらなくなった。
自己肯定感が限りなくゼロに近くなって、やることなすこと全てが中途半端に見えてくる。
この時弾いていたピアノだって、毎日描いている絵だって、できる部分だけやって成長が全くない。
仕事も何一つ求められているレベルに達しない。
パッと見いろんなことができるように見える、それなりの肩書もあると思う。
だけど自分には何もない、誇れることが何もない。
誰かより何かできる部分が一つもない。

働き始めて1年経つ。
それなのに自分ができるのは単純作業だけ、そこから何も生まれない。
単純作業でさえミスがある。
きっと来週には失望のため息をまた聞くことになる。

手札にあるカードで勝負するしかない、何度も何度も何度も何度もその言葉を言い聞かせるものの、勝負には挑まない。
ずっと目の前の壁から逃げて、小学生でもできることをやって小さな自己肯定感を必死にかき集めている。
目に見える光がまぶしすぎて、自分の中の影がどんどん大きくなっていく。

誰かに話しても、きっと社会規範の中でしか助けてくれない。
そもそも誰かに助けてもらおうとしているのが本当に醜い。
必死に逃げながらつかんだジャージの感触と、あの時の言葉が今でもたまにフラッシュバックする。

もう何もしたくない、一人ぼっちで楽に死なせてほしい、でもそんなことは起きないし起こす勇気もないから惰性でだらだらと全てを続けている。
今までとは違って、逃げた先には何もない。
逃げることもできないから、その場でずっと膝を抱えて泣いている。
消えてなくなりたいのに、自分を生かすための金や成果を手に入れるために苦しんでいる。
殺してくれ、早く殺してくれ、終わりたい、助けてくれ、そんな風に絶叫しながらシャワーを浴びて、何事もなかったかのように布団の上で虚空を見つめる生活をずっと繰り返していく。

こうやって文字にして吐き出して、客観的に自分を見ないとどんどん自分が自分を追い詰めていく。
生まれた暗い自分を切り離して広い海に流して、またいずれ現れる同じような自分をまた切り離して、を繰り返していくしかない。
ちょっと落ち着いた、適当に眠って適当にまた明日から生きていこう。