昇り降りの日々

学務様が見てる

潜在、顕在

僕たちは一生懸命自分を何かで特徴付けようとしている。 あんなことがあった、こんなことがあった、その言葉の裏にあるのは『共感したい』という思いではなく『僕がこういう人間であることを知ってほしい』という欲求だ。 むき出しになった顕示欲で、到底『…

先送り、先細り

ミーティングをサボったら教授から叱られのメールが届いた。 全面的に僕が悪いのだけど。 二週間あった休みの間、プログラムを一文字も書かずにずっと絵を描いていた。 嘘、ずっと寝てTwitterを見ていた。 あとまとめサイト。 授業の課題もやっていない。 誰…

ラジオ

テレビ線を抜いた。 感染症の話題が大事になってからというもの、家に引きこもることが多くなり何となくでテレビを見る時間が増えていた。 不安をあおる、誰かの怒りを流す、そういうことが起きていることは理解していたけれど、また何となくで電源をつけて…

好き/好き

今日書いた話 自分の好きに真摯でありたい。 好きを守っていたいい、その中では誰かに迎合して駆け足したり回り道したり寄り道したりせず、ただ一直線にそれを追っていたい、そこだけは誰にも汚されてはいけない。 新しいことを知ることは「好き」を広げる行…

白染

嫌いな人の話 性格が腐っているので嫌いな人が結構いる。 嫌いな人間はよっぽどじゃない限り関わりを続けることはないので、情報が入ってくることはない。 だけどなぜか、わざわざそういう人間の情報を探しに行ってしまう時がある。 自分でも意味不明だが、…

缶のコカ・コーラ

昔の話 夜風が浴びたくて外に出てきた。 今日はどうやら暖かい日だったようで、半袖にパーカー、半ズボンにサンダルでも全く寒くない。 いつも通りに自販機によって、飲み物を買おうとしたのだが、そこに缶のコーラが売られていることに今日気づいた。 普段…

食事

食べ物を食べる気が起きない 4月が終わる。 飯を自分で作るようになって1ヶ月以上経った。 真面目に食事作ってたのは5年近く前なので、腕もなければレパートリーもない。 パスタ茹でるか米炊くか、おかずはたまに肉を焼くくらい。 食事の彩がなくて、お腹す…

丘の上のノスタルジア

脳味噌の中で渦巻く濁流の放流。 文の論理は気にしない。 脳が指を動かすままに文字を記録する。 気持ち その1 誰に怒られるわけでもないのに、コソコソと夜に出歩く日々が続いている。 夜に街を歩き回るのも嫌いではないけれど、歩いた場所が線でつながら…

i/o

この時世、僕の「享受するはずだった時間」はほぼ全てが消えて、アルバイトもなくなり、なんだか宙ぶらりんな感じになっている。 普段あれだけ「時間があったらxxをいっぱいするのに」と考えているけど、いざそんな時間が来たら「これを先にやらなきゃいけな…

乾く

空が白む時間、そのちょっと先。 窓の外から、駐車場の車のエンジン音が聞こえる。 瞬きする度に張り付くような乾いた眼球で、今日も夜を越えてしまったことを確認する。 光る画面に表示された数字は、既に6時を過ぎたところだった。 夏休みの最終日でもなけ…

正解を探して

今の環境はかなり美味しい話が降ってくる。 僕の憧れる場所の偉い人の話、就活に合わせて大学名に誘われていろんな話が舞い込んでくる。 面倒なので一通りそういう話は無視していたのだけど、身の丈に合わないとはいえ肩書きは利用した方がいいな、と思い直…

I love you のその先で

愛が足りてない。 絶望的に足りていない。 愛が形を変えたものが紙に巻かれていたり缶の中に詰まっていたりするけれど、こんな海外の片田舎でそんなものは手に入らない。 一日中部屋で作業をしながら悲しくなってしまった。 別にこれは僕の成したいことでは…

君と食べるごはん

ここ数ヵ月、ちゃんと味わって食べるものがなかった気がする。 取り敢えず今後のためにたくさん食べて噛まずに飲み込んで、それでいいや、って思っていた。 今日、それをゆっくり味わってみたら、想像以上に美味しかった。 それは昔好きだった味を作ったひと…

they call it XX

早起きしてゆっくり準備して、いつも通りに髪を乾かして、いつも通りに家を出ると、下り坂の向こうに風船が飛んでいた。 朝の8時半なんて時間に似つかわしくないそれは、僕のことなんか気に留めずにふわふわと宙に上っていく。 何日かぶりに帰ってきた寒気の…

視界

ものもらいが出来てしまったので、会社を休んで病院に行った。 死ぬほど時間がかかると聞いていたが、秒で終わってしまったので会社をやすんだ意味が全くなくなってしまった。 帰って特になりかするわけでもなくぼーっとして、寝て、起きたらメールが来てた…

みんな私が大好き

最近ちょっと心も体も調子良くないなぁーと思う。 心なしか部屋の空気も淀んでいる。 攻撃的になる要素は極力生活から取り除いた。 なぜか僕は理性を失って感情的に包丁を振り回している現場に野次馬しに行くことがおおくて、多分そこが良くなかった。 きっ…

最寄り駅から、下りか上りか、早く到着した方に乗ろうと決めて家を出た。 下りなら藤沢まで行って、稲村ヶ崎で夕日でも見る予定だった。 若干下りが早くくることを期待していたけど、残念ながら上りが先に来た。 目的地は特にないけど、上り電車に乗る。 ど…

ネオテニー

耐えられなくなってTwitterを復活させたが、やっぱり僕は全てのものに皮肉を言わないとやっていられないようで、流れてくる全てに噛みついて時間を浪費していた。 もうダメだ。こうやって自分のそばに無いものにさえ噛みついて怒って、何もいいことがない。 …

倒れている

この土日、本当は水族館に行きたかったのに体調がなおらないまま布団に引き込もっている。 ひたすら寝て、起きたら本を読んだりやが君を見たりしていた。 そもそも鼻水が止まらなくて呼吸がうまくできない。 せっかくの休みがこうやって潰れていくの、しんど…

全部けした

稼働しているTwitterアカウントを三つ全て消した。 マジで無駄な時間過ごしてたんだなーって思うと同じに、自分が思考を何かに出力していないと死んでしまいそうなくらい息苦しくなる。 どうでもいい疑問とかがアタマの菜かに滞留し続けてしんどい。 それと…

自分の底に大きな「他人を傷つけたい」「不幸せにしたい」という感情がよこたわっていることにきづいた。 黒くてよどんだその姿はいつも良く見えないけど、今日久しぶりにその片鱗が見えた。 何がトリガーだったのだろう。 僕はあの人に後悔をさせたかったか…

消える手

指の先が痛い。 空気そのものが冷える寒さは、スマホを持ちながら歩く現代人に容赦なく罰を与える。 諦めて手をポケットにしまって、回りの景色を眺めながら歩く。 大学の中はいつにもまして観光客ばっかりで、少しだけうんざりする。 痛くて手をしまったの…

どこか

僕がぶつかるものは大抵「僕が子供だ」ということで説明がつく。 あれもしたい、これもしたい、だけどあれに伴うことはしたくない、美味しいところだけ食べたい。 理想化だけが得意になって、綺麗な上澄みだけを何不自由なく好きなだけ接種して生きてきた。 …

20200121

バイト マジで行くのがだるかったけどちゃんと行った。偉すぎる。 あんまりやることなかったのだけど、ミーティングに向けてデータをまとめてたらいつの間にか定時を過ぎていた。 昨日までは「大学を満喫しないとな…バイトしてる場合じゃない…」って思ってた…

煙灰

誰もいなくなった部屋で、貴重な土日を引きこもったまま終えようとしていた。 金曜日は飲みに出て、気がついたら部屋のベッドで寝ていて、そのまま必要最低限の活動をベッドの中でし続けた結果だ。 インスタを見て、Youtubeを見て、Twitterを見て、を繰り返…

波間に揺れる

私の故郷には小高い崖があって、そこから世界の向こう側までを見渡せる。 私は夜になると意味もなくここに度々やって来る。 目の前にはただ真っ暗闇のパノラマに月の光が反射していて、それに誘われるように一歩踏み込めば命の亡くなる奈落がある。 波の音は…

what is the girl made of

もしお菓子でできた家が本当にあったなら、あっという間に虫に集られて、見るも無惨な姿になってしまうだろう。 昔の詩人曰く、女の子は砂糖とスパイス、そしてステキなもので出来ているらしい。 きっとそれは一部本当だろう、美しい彼女はまるで砂糖菓子の…

a stage to

ぐるぐると回る島の中で焦る気持ちと、肌の上を虫が這うような気持ち悪さにじっと耐えている。 多分僕は人と日常的に触れあってはいけない。 例えば家族だとか、少し踏み込んだ友達とか、常に同じものが接している時間は時間の感覚や心の感覚を麻痺させる。 …

何も作らない、何も作っていない。 そんな生活は本当に心地よくて、ただ流れる時間を共有できる人間と共に身を任せるだけだ。 この大きな流れの一部になりたい。 楽しいを貪り食い、海を背に燃える火の前で乾く顔を擦る。 あのときと同じ匂い、僕の心は油断…

再生・再生産

年が明け、東京事変が復活し、僕も誕生日を迎え、新しい日を浴びる。 年末年始独特のまったりとした雰囲気が嫌いで、今回は出来るだけそれを避けよう何てことを考えていたら風邪でぶっ倒れ寝ながら年を越してしまった。 その副産物として8年ぶりくらいにガキ…